「実はSMというものに少し興味はあるけども、それを実際にできる相手がいない」と困っている女性は意外と多いようだ。このブログを始めたきっかけも、そのような女性に対してなにか情報を発信できないかと考えたことからである。そうした女性がどのように相手を探すのが良いのかについて、真剣に考えてみた。
彼氏/セフレに頼む
もしこの記事を読んでいる女性に彼氏さんやセフレさんがいるのであれば、その人にSMパートナーになってもらえるよう頼むという方法だ。
「そんなのできるわけないでしょ！」
と怒られそうだが、色々考えた結果これが一番良い方法だと考えている。
この方法のメリットは、ある程度お互いのことを知っている点だ。SMプレイは場合によって肉体に対して強めの負荷がかかることがある。ある程度お互いのことを知っている関係であれば、そのようなプレイもお互いのコンディションに配慮しながら安全に行える可能性が高いだろう。
デメリットは断られる可能性があるという点だろうか。とはいえ、男性は加虐欲・支配欲をぼんやりながらも持っている人が多い傾向にあるので、そこまで分が悪い賭けというわけでもない。特にセフレさんであれば、性的な欲求が関係の基本にあるので、セックスの探求という意味でこうした少しアブノーマルなプレイに興味がある可能性は高いだろう。
どうやって頼む？
上にも書いたように、男性はぼんやりと加虐欲・支配欲を持っているケースが多い。この欲求を満たしてあげられるような簡単なプレイから始めてみるのはどうだろうか。例えば、お家にある「タオル」を使って目を隠してみるというところから始めてみよう。
またラブホテルに置いてある簡単なSM用のグッズを試してみるのもアリだ。「せっかく借りられるんだからちょっと使ってみようよ！」くらいのノリで誘えば、応じてもらえる可能性も高くなると思われる。ラブホテルは非日常感が楽しめる場所なので、いつもと違うことをしてみようという気分にもなりやすい。
出会い系サイトを利用する
いわゆる「出会い系」を利用する方法もある。
男女の出会いを提供するサイト・アプリはたくさんあるが、SMな出会いを求めているのであれば利用するサイト・アプリは注意が必要だ。最近主流な「p○irs」や「タ○プル」といったマッチングアプリはアダルトな出会いを規約で禁止していることが多い。SMな出会いを求めていることをプロフィールにはっきり書いたりすると、規約違反扱いになってしまう可能性も否定できない。SMな出会いを求めるなら、アダルトな出会いを禁止していない昔からある「P○MAX」や「ハッ○ーメール」といった「元祖出会い系サイト」が良いだろう。ちなみに「SM専門」を謳っている出会い系サイトはおすすめできない。これらのサイトは「元祖出会い系サイト」と比べると会員数が少なく、出会いにくいからだ。
女性が出会い系でパートナーを探す場合は、掲示板機能を使うと良い。掲示板には色々なジャンルが用意されていて、その中には「SMパートナー募集」もあったりするので、ついついこれを使いたくなるが、これを使うのはおすすめしない。なぜならこの手の掲示板には、実際に出会い系を利用していたM女性などから話を聞く限り「M女には何をしてもいいと思っている失礼な男」が大勢いるからである。
出会い系でしっかりしたSMパートナーを見つけるには、「恋人募集」などのアダルト要素を排除した掲示板を使うのが良い。これだけだとSM関係に興味がない男性からも連絡が来てしまうので、投稿する際に少しだけ「M」を匂わせるような内容を含めて投稿する。こうすることで、あなたの投稿をちゃんと読んで理解した人からだけメッセージが来るようになるので、失礼な男からのメッセージを多少は減らせる。
ただ基本的には、出会い系での出会いにはそれなりに時間がかかると考えて良い。女性側が失礼な男を排除するように努力しても、やはり失礼な男からの連絡をゼロにすることはできない。そこからまともな男性を探してやり取りをするのは、けっこう大変なことである。逆に言えば、多少の労力を払ってもいいので、ゆっくり相手を探したいという人には向いているやり方だろう。
無料掲示板を利用する
インターネットを検索していて、SMパートナーの募集に使える掲示板がたくさんあることに気づいた人もいらっしゃるだろう。例えばこのようなサイトである。
マッチングアプリや出会い系サイトは少なくとも男性が有料になっているが、これらの掲示板は男性も完全に無料で利用できる点が異なる。女性の投稿に対して男性が連絡先を添えて返信するか、男性の投稿に書いてある連絡先に女性が連絡してやり取りが始まるというケースが多い。
しかしこれらの利用はおすすめできない。理由は圧倒的に男性のほうが多い環境だからである。M女性が書き込みを行うと大量の返信がやってくる。居住地を人口の多い都道府県に設定して投稿すると数十件単位で返信がつくこともザラだ。それだけ男性が多いということは、言い換えると「M女には何をしてもいいと思っている失礼な男」の数も多いということである。掲示板を見ていても複数の女性に同じ文章をコピペ返信している男がいたりする。数を打てば一発ぐらい当たるだろうと考えているのだ。実際に掲示板を使っていた女性と話をしたこともあるが、いきなり「命令を聞け！」などと言い出す男がいたり、突然態度が豹変する男がいたりするのだという。
同じような理由でXなどのSNSでの出会いもおすすめはできない。
SMバーを利用する
SMバーのようなSMが好きな人達が集まる場所に顔を出すというのも考えられる。
このような集まりには遊び慣れた男性が集まっていることが多いのはメリットとして挙げられる。SMの技術が高い人も多いし、女性に対して親切な人も多いため、遊び方を親切に教えてもらえることもあるだろう。
一方で、こうしたところにはなかなか足を踏み入れにくいと感じるのも事実だ。女性一人で行くともなれば余計に敷居を高く感じるのではないかと思う。私もこのような集まりに初めて顔を出したときは、別のところで見つけたSMパートナーと一緒に顔を出している。
SMサイトの「調教体験」を利用する
個人でSMの情報を発信するサイトやブログを運営している人たちがいる。私もその一人だが。その中には「調教体験」をサービスで行っている人たちがいる。これを利用するのも一案だろう。
この方法のメリットは、管理人がどういう人かがわかっているということが挙げられる。相手がどういう人かわかった状態で体験を申し込むので、自分が思い描くプレイに近い人を選べる。
一方で、この手のサイトの管理人はすでにパートナーを有していることがほとんどで、パートナーとの一対一の関係を望んでいる人には不向きである。
どの方法の場合でも重要なこと
どのような出会い方であっても、相手の男性についてよく知った上で出会うようにしてほしいというのが、私の考えだ。SMに対する考え方は人によって様々である。またSM以外の部分でも価値観や考え方、言動は千差万別である。SMパートナーを探すとなるとどうしても「プレイ」の部分に注目しがちだが、良いパートナーシップには必ず「プレイ」以外の相性の良さが伴っている。逆に、良い人間関係が構築できていれば、多少の「プレイ」の好みは問題にならないことも多い。
インターネットでの出会いだと、いきなり会おうとする人間や命令をしてくる人間も多いが、このような人間は無視するに限る。まず人としての常識がないからである。良いパートナーシップには良い人間関係が必須だ。このような非常識な人間と良い人間関係を構築するのは不可能である。まずあなたを一人の人間・女性として扱い、お互いを知れるようにじっくりやり取りしてくれる男性を探そう。
やり取りをしていて細かなところに矛盾やごまかしがある男には注意が必要である。こういった男は、女性に対しては嘘をついてもいいと思っていることが多く、女性が拒否しているプレイを無理やりやってくるケースもある。本気で嫌がっているプレイもやってみれば女性がハマることもあると思っているのである。これでは良いパートナーシップは構築できない。
インターネットで知り合った人であれば、初めて会う際にいきなりホテルに行かず、まずはカフェなどでお茶をするのも良いだろう。文章や電話でのやり取りでは見えてこないものが、実際に会ってみると見えることもある。
自分がどのようなSMプレイをしたいのか、逆にどのようなプレイはしたくないのかについてもきちんと話し合いをしておくべきだ。M女性は主人のやりたいことが自分のやりたいことになることも多いが、それは関係がある程度深まってからの話。出会ってからしばらくの間は精神的な余裕もないので、やはり二人の間で性癖ができるだけ重なっているに越したことはない。特にNGなプレイについては入念にすり合わせておこう。M女性のNGプレイが主人の好むプレイだった場合は、関係性の継続が困難になることが多い。
男性に対してMとしてのプレイの経験があるかを聞いてみるのも良いだろう。多くの人間はSだけMだけの面を持っているということはなく、両方の面を持っているものである。普段はSとして振る舞っているが、自身の中にあるMの心理にも目を向けようとしている人は、SMに対して真摯に向き合っている可能性が高いだろう。
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